若狭東高校のビジネス情報科では、全商の検定合格を一つの目標として、多くの生徒が努力をしています。
ここでは、その検定について、どのようなものがあるのかを紹介したいと思います。
全商とは?
検定の種類を見る前に、そもそも「全商」とは、何かについて、簡単に説明します。
全商とは、「全国商業高等学校協会」を略した言い方です。
つまり、”全商の検定”というのは、”全国商業高等学校協会が主催している検定”ということです。
若狭東高校のビジネス情報科は、商業に関する授業を多く受けますので、商業科に属しています。そのため、全国商業高等学校協会が主催する検定を積極的に受けているということです。
全商の検定の種類
全商には次の検定があります。
- 珠算・電卓実務検定
- 簿記実務検定
- ビジネス文書実務検定
- 情報処理検定
- 商業経済検定検定
- 会計実務検定
- ビジネスコミュニケーション検定
珠算・電卓実務検定
珠算・電卓実務検定は、珠算の部と電卓の部の2種目があります。
珠算の部は、”そろばん”を使って、乗算、除算、見取算、伝票算を解きます。
電卓の部は、”電卓”を使って解きます。
珠算で1級に合格し、電卓でも1級に合格すると、2種目の1級取得となります。
簿記実務検定
簿記実務検定は3級、2級、1級がありますが、
1級は、会計部門と原価計算部門の二つに合格して、はじめて1級取得となります。
(片方の合格だけでは、科目合格となり、1級の取得にはならない)
そのため1級の取得は難関ではありますが、その分、評価も高いです。例えば、大学への推薦入試の基準として、簿記検定1級の取得を出願の条件にしているところも多くあります。
ビジネス文書実務検定
ビジネス文書実務検定は、いわゆるパソコンの早打ちですね。
決められた文章やビジネス文書を、時間以内に作り上げるというものです。
本校では、MicrosoftWardでパソコンの早打ちを学んでいます。
英語検定
全商の英語検定の特徴は、ビジネスに必要なコミュニケーションの用語や文例の出題が多くなっています。
また、この検定の1級の合格を、大学の推薦入試の出願条件にしている学校もあります。
情報処理検定
情報処理検定は、ビジネス情報部門と、プログラミング部門の2種目があります。
ビジネス情報部門は表計算ソフトを使った問題です。
本校では、MicrosoftExcelを使って、学習をしています。
プログラミング部門は、情報処理の用語、トレースや流れ図、プログラミング言語によるアルゴリズムを問う問題です。
本校では、javaを使って学習をしています。
商業経済検定
商業経済関連の科目が検定科目となっています。
基本科目である『ビジネス基礎』に合格すると3級の取得となり、その後、下記の4科目のうち、1つに合格すると2級取得、2つに合格すると1級の取得となります。
- マーケティング
- 経済活動と法
- ビジネス経済A
- ビジネス経済B
会計実務検定
本検定は、簿記実務検定の上位に位置した非常に難関の検定です。
3科目あります。
- 財務諸表分析
- 財務会計
- 管理会計
ビジネスコミュニケーション検定
本検定は、社会人として必要なマナーやコミュニケーションに関する基礎的な知識・技能を、しっかりと身につけることを目的とした検定です。
筆記試験だけでなく、面接試験もあります。
若狭東高校ビジネス情報科が積極的に受験している検定
これまで紹介した全商の検定で、本校ビジネス情報科で特に積極的に受験している検定は、
- 珠算・電卓実務検定
- 簿記実務検定
- ビジネス文書実務検定
- 情報処理検定
各商業科目の授業では、教科書を使った学習だけでなく、検定前には、問題集を用いて検定対策も行っています。
最後に
最後に検定スケジュールについても紹介します。
検定のスケジュールは、全商のホームページに掲載されています。
外部リンクからご確認ください。
(本校の検定の受験については、学習の進度によって、必ず受験するものと、希望制で受験するものがあります。)
ちなみに、全商のページには、検定の過去問の掲載もされていますよ。
ご参考に!